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私たちのようなゴミ屋敷や遺品整理などを行っていると依頼者が連帯保証人になっていて、住んでいた人間が夜逃げしてしまったケースなどがよくあります。
また、連帯保証人がいないので保証会社をつけましょうなどというパターンも多く存在します。

今回は相模原に特定するわけではありませんが、これら部屋の片付けをするなら絶対に避けては通れない身近な人の遺品やごみ屋敷などの片付けを連帯保証人などに依頼されたケースや保証会社がついているのに保証会社が保証しないケースなどを記載していきたいと思います。

まず、よくあるのが身内や知り合いの方の連帯保証人になってしまったために部屋の片付けをするケースについてあげてみたいと思います。

例えば、よくあるのは自分の親が一人暮らしをしていた家の片付けなどがそうでしょうか？
相模原に限らず、一般的な賃貸物件の遺品整理や部屋の片付けは連帯保証人か身内の方がすべて片付けるのが普通だと思います。
遺品整理などの部屋の片付けでしたら大概そうですのでこの辺についてはほとんどの方はしょうがないと思って片づけることがあります。
ただ、遺品整理など一般的に家族が片づけないでいい場合もあります。
それは相続を放棄した場合です。基本的に相続を放棄する場合は部屋のものをすべて持って帰ることができず、管財人がつきますので基本的には自分たちでは何もできません。
ただ、大概は片づけてほしいといわれると思います。
また、遺産を放棄した場合でも連帯保証人になっている場合はそちらの保証人としての責任があるのでその場合は相続を放棄したとしても遺品の整理を含めた部屋の片付けをする義務があるので気を付けなければなりません。

次に遺品整理以外でよくあるのがごみ屋敷などの普通だったらありえない大量のごみを片付ける作業なども連帯保証人になっていれば片付けをしなければなりません。
よくあるのが知り合いの方が夜逃げしてしまったパターンや身内がなくなったと聞いて、何年振りかに住んでいた家を見に行ったらごみ屋敷だった。などこの手のパターンは連帯保証人が一番驚いていることが多いのですが、こういうことは今後多く起こり得るものだと思います。

なぜなら、ごみ屋敷ができる理由は、単純なずぼらだからできるというわけではなく、年齢を重ねてきたため、体力的な衰えや今までできたことができなくなることなどを原因としたものなどもあるため、今後はごみ屋敷は増えていく可能性が多くなります。
身内の方が一緒に住んでいる場合はそういう風になることは少ないと思いますが単身で住まわれている場合は連帯保証人が片付けをしなければならないことが多くありますので連帯保証人になっている場合はその点についても気を付けなければなりません。

以上のことからも一般的な連帯保証人になっていると遺品整理であれ、ごみ屋敷であれ、部屋の片付けをする義務が発生するので身内の賃貸物件の連帯保証になっている場合は適度に保証人になっている家の様子もたまには確認に行き、定期的な片付けなどを行うことでリスクを減らせるので連帯保証人になっている方は定期的に訪問するなどし、部屋が汚くなったり、ごみ屋敷状態などにならないように気を付けましょう。

次に最近よくある連帯保証人がいない場合やつけれない場合などに不動産屋さんがよく進めてくる保証会社を間に入れる連帯保証についてです。

この手については最近トラブルが多くなってきているので記載しておきますがこれは主に貸主である大家さんが気を付けなければならないことですので、もしこのページを不動産賃貸などをやっている大家さんの場合、気を付けてもらいたいと思います。

一般的な上記に記載している連帯保証人については上記で記載している通り、借主がなくなったり、いなくなったりした場合、連帯保証人が片付けをすることになるのが多くのパターンですが、保証会社を入れるとこれらも保証されるのかといわれるとそうでないパターンがあるのをご存知でしょうか？

私もこのような物件を多く見てきましたが保証会社を利用している場合、多くは遺品の残置物の撤去やごみ屋敷化したごみ類の撤去、無作為に飼い始めたペットなどが汚した部屋の修繕費などは保証されないことが多いのです。

私が知る限り、今まで保証会社が連帯保証になっている物件で連帯保証会社が撤去費用を負担するといった話はほぼ聞いたことがありません。

ひどい場合ですと以前連帯保証になっていた人が更新時に連帯保証になれない旨を伝え、保証会社が間に入り、その後契約を継続して賃貸していたのですが、住居人が部屋でなくなったため、以前の連帯保証人に片づけてほしいと言ってくる不動産会社がいました。

実際、このお客様は身内の不始末なので片付けをするということで片付けを当社にご依頼いただきましたが、実際にはこういうパターンの遺品整理などは連帯保証人を外れており、本来は保証会社が保証するべきものですがこのような部屋の片付けが絡む場合は保証会社はほとんどの場合、それらの費用を補償することはありません。

では、ここでいう保証会社とは何なのかということがあります。

一般的に特別な契約を結んでいない限り、この保証会社が保証するものは家賃の滞納などによって生じた、未払い分の保証になります。

とは言ってもこの未払い分の保証についてもすべてを保証してくれるわけではありません。
未払いが発生した場合には迅速に連絡すること、実際に保証をしてもらう場合は敷金をすべて保証会社に支払うことなどの条件が付けられている場合もございます。

要は保証会社といっても自分たちの損害をできるだけ減らし、自社リスクを減らすため、大家さんが痛手をこうむることが多い補償内容となっています。

特に気を付けなければならないのはこれからどんどん増えていく単身の高齢者です。
実際に遺品整理やごみ屋敷などの部屋の片付け案件自体は高齢者は増えていますが単身で保証会社が連帯保証人の場合はこのようなに保証されない物件が増えていくものと思います。

以上のことからもわかる通り、保証会社が連帯保証人としてつけたいといわれて場合は保証内容を必ず確認する必要があります。この辺については無知な不動産担当者ですと知らない人もいるため、念を押して確認をしておき、保証内容がどこまで保証されるものかをしっかりと把握しておきましょう。

その上で物件を賃貸するかどうか考える必要があると思います。
ただ、最近は保証会社の数や保証のプランなども数多くなってきており、それらの内容をしっかり把握することで上記のような遺品整理やごみ屋敷など部屋の片付けに伴う大量の残置物や撤去費用を負担してくれるパターンもあるので不動産屋さんが進めてくる保証会社の保証内容に納得いかない場合はそれらの保証内容を加味した保証をしてくれる保証会社を提供し、それに契約してもらえるのであれば契約するといった感じで契約をするのが一番いいのではないかと思います。

今回は遺品整理やごみ屋敷化した部屋の片付けにまつわる連帯保証について書かせていただきました。
実際に遺品整理やごみ屋敷などの部屋の片付けをしていくと上記に書いていたようなトラブルは日常茶飯事ともいえます。
　
これから賃貸物件を契約する方も大家さんもこのような事案があるということをよく理解したうえで賃貸契約を結んでいただければ幸いと思います。

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