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先日、福島県郡山市で火事があり、現場がごみ屋敷であるということがニュースで報じらていました。周辺では有名なごみ屋敷で所有物件のいくつかはごみ屋敷化していたそうです。
住民はそのうちの一軒で暮らしており、その暮らしていたごみ屋敷が火事になり、この時点では焼け跡から遺体が見つかったようでその身元を確認している段階とのことです。

今回、私がこのニュースを見たときにやっぱりこういうことは起こり得ると思いました。なぜなら、私たち部屋の片付け業者がたくさんのごみ屋敷を片付けていて本当にいつも火事によくならないと不安に思う現場がいくつもあります。
今回はごみ屋敷片付けを行う際に見てきた数々の現場でこれは火事になりそうだと思うごみ屋敷火事の原因となり得るものをいくつか拾い上げていきたいと思います。

1.タバコやカセットコンロなどの火元の不始末

ごみ屋敷で一番疑われるのはたばこやカセットコンロなどの火元の不始末です。
これ以外でも電気ストーブなどを利用して寝ている間に気づかず使用して燃えてしまいそうになっていたものなどを見たことがあります。

基本的にごみ屋敷は荷物が多すぎるため、足元が不安定になっていることが多く、火事に見舞われた時点で逃げるのが非常に難しい状態だと推測されます。
その中でも手元や自分の近くで出火した跡などがある場合も多く見受けられますことから気づきやすく、とりあえず火災までいかなかった跡などはよく見受けられます。
ただ、一歩間違えば確実に火事なる原因でありごみ屋敷でタバコなどを吸うのは自殺行為ともいえます。

2.コンセントや古い家電品からの出火

次にごみ屋敷で多いのがコンセントに刺さった電源や古い家電品を利用した際に起こる電化製品周りの火事ではないでしょうか？
一般的にごみ屋敷の中はごみや荷物でパンパンになっており、コンセント周りは壁際にあることから一番荷物で押されている状態になります。
特に長年にわたり掲載されたごみ屋敷ほど、荷物を踏みしめてごみを圧縮するように押していくため、コンセント付近に非常に負担をかけることが多いと思います。
当然、配線が折れ曲がったり、抜けかかったコンセント部分にほこりなどがつくと燃えやすくなりますので現実的に予想外の場所から出火する可能性があるので特に気を付けなければなりません。
また、ごみ屋敷の場合、非常に部屋がほこりっぽくなるため、家電品のモーターや基盤にほこりが積もることで出火するリスクも増大します。

ですので、ごみ屋敷の中では特に火元の管理も非常に重要だと思いますが見えない電源からの出火などはよほど気をつけておかないとごみの下から煙が立ち上り始めた時点では大丈夫でも一気に燃え上がってしまうこともありえますので電化製品の取り扱いについては非常に気を付けなければならないと思います。

3.建物に向かっての外からの放火

ごみ屋敷はこれが起こり得るともいえますし、やるほうも相当怒っているのか、迷惑しているのかといえますが、近隣住民などと問題を抱えている場合、起こり得る原因になるのが放火の可能性なのではないでしょうか？
家の中がごみ屋敷という程度であれば一般的にごみ屋敷といっても近隣問題までに発展することは少ないと思いますが極稀に家の外壁にゴキブリが張り付いていたり、家からにおいがする、家の外に荷物やごみが大量に置かれている“ザ・ごみ屋敷”のような物件が一部存在します。

　このような物件の場合、ごみ屋敷自体ができていく過程で近隣住民ともめていることも多く、恨みなどを買っている場合は放火される可能性もないとは言い切れません。
ただ、放火は殺人罪の次に重い罪で強盗や傷害など直接的な暴力の罪より、刑罰の内容が重く、近隣トラブルで起こり得るとすればその地域では相当な揉め事に発展している可能性があります。
そのようなことからもわかる通り、現実的にごみ屋敷が出火する要因としてはヒットマンレベルの覚悟か衝動的な怒りなどを抑えきれず、行ってしまう可能性がないとは言い切れませんが単純な火事になり得る出火原因としては一番可能性が低いような気がします。
ただ、放火に関しては愉快犯などがいることも事実なので近隣の家ではなくニュースなどで取り上げられたことで燃やしに来てしまう人たちがいるかもしれませんので注意は必要です。

　以上、ごみ屋敷が火事になってしまう原因と考えられるものをいくつか挙げてみましたがいかがでしたでしょうか？

ごみ屋敷の火事といっても色々なパターンは考えられますがその中でも可能性が高いのは火の元の消し忘れや電化製品関連からなどの出火が一番あり得そうな気がします。

また、ごみ屋敷火事は表面上の燃えたごみの片付けよりも残ったごみの片付けが通常のごみ屋敷の片付けよりも非常に大変ですすけてしまっている分、作業が困難になることや処理単価が高くなる場合もあるため、通常の片付けよりもはるかに高額になる傾向があります。
また、近隣への迷惑をかけることでその地域ではすみづらくなることもあるのでできればごみ屋敷にならないように定期的に片付けることをお勧めしております。

もし、この記事を見た中でごみ屋敷の片付けを検討されている方につきましては早めに片付けすることをお勧めします。

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